生体認証

銀行キャッシュカードのスキミングの問題で、生体認証の導入に積極的な銀行が増えているようだけれど、利用者側の注意として生体認証は想像よりもセキュリティが低いということを認識しておいた方がよいと思う。
まず、生体認証は、偽造可能だ。そして、生体認証は、たとえ偽造されても、変更することができない。なので、生体認証のみに頼るセキュリティーは、一旦偽造されたら、そのシステムを使用中止する以外に方法はないのだ。
通常、生体認証は、パスワードなどを使ったよりセキュリティーの高い認証と組み合わせて使う補助的な役割に適した認証だが、果たしてそのような特性を理解した上で、普及が進むのかが心配である。

仕事人間

http://d.hatena.ne.jp/i-sin/20050124/p2
(長崎の女子児童殺害事件の被害者の父親が記者会見を開いていた。その際に、「自分もマスコミに生きる人間なので、状況を聞きたいと思っただろう。だから、会見を開いた。」と仕事人間ぶりを披露した。それが、あたかも美談のように語られたが、仕事人間だから、子どもの学校での様子もわからなかったのではないかと私は逆に考えてしまう。)

上の引用部分は鋭い指摘だなと思いました。マスコミの情報を受け取る立場としては、情報を鵜呑みにしていると、価値観まで鵜呑みにしてしまう危険があるなとは思います。
ところで、治安の悪化とマスコミは関係があるんでしょうか?一見ありそうですけど、ちゃんと考えてみないと本当のところは分からないところです。
例のいつもの『Teach Yourself Psychology (Teach Yourself: Relationships And Self-Help)』からは、下の2点の記述を見つけています。

[削除]*1

テレビで見た行為は、人間の記憶の中に、ある条件下の行動モデルとして潜在的に記憶され、条件がそろったときに記憶した行動モデルが行動のモデルとして活用される。そのため、暴力シーンを含むテレビを見た人は、ストレスがかかった条件下におかれたときに、暴力行為を行う可能性が高くなる。(p.158)

でも、これだけだと、マスコミと治安の悪化を結びつける証拠にはならないですね。

*1:本を読み返してみたところ、該当する記述を見つけられなかったため、削除。別のルートで得た知識と混同したかもしれない。