命名

プログラミングで、いつも考えてしまうのは、命名のときです。特にメソッドの命名にはあれこれと考えます。
よく何も考えずに、get, setを使う人っているのですが、もうちょっと考える方がよいのではないかと思います。基本型の変数にたいするgetter, setterならget, setでよいのですが、インスタンスに対する操作や、データの初期化や読み込み、書き出しなどにもget, setを使うと、何がなにやらわからなくなってきます。
もしget, setをオブジェクトに対して行うなら、オブジェクトの参照の受け渡しにのみつかって、setで受け取ったオブジェクトの所有権は持たない(解放責任は負わない)ということにしておくべきではないかと思います。
オブジェクトの受け取りにより、自分自身の内部変数を変化させるようなときには、read, writeを使う方がよいように思います。その場合、もし、自分のprivate fieldに受け取る変数がある場合は、実体コピーを持つ方がよいのではないかと思います。また、書き出しの場合は、object get()とするより、void write(object)として、データを書き込むインスタンスを外から受け取る形式の方がよいように思います。
オブジェクトがデータコンテナで、データを検索する場合には、getではなく、lookupを使う方がよいように思います。
また、saveは、データソースからデータを読み出す(反対はload)ときに使って、変更を確定するときには、commitやdetermineなどを使うほうがよいと思います。
また、初期化処理にinit()を使いたがる人もいますが、コンストラクタでよい処理は、コンストラクタに書くべきで、init()を使うのは、サーブレットのようにインスタンスを再利用するような場合にとどめるべきだと思います。