Concurrent Clean

OCamlのGUIの扱いに困っていたところ、別の関数型言語でConcurrent Cleanには、GUI開発環境がセットでついているということで興味を持って調べたところ、こちらもなかなか速いコードを吐くらしい。関数型言語でCleanが最速、Cより速いというような記述もあったのですが、ベンチマーク結果などは得られず、OCamlと同程度の速度と考えておくのが無難かなと思いました。ま、とにかく、Cleanもかなり高速だということらしいです。
ただ、気になるのが、日本語の扱いが不明だということです。日本語やUnicode関連のライブラリがないといううわさがあります。でも、GUIでの日本語の表示はできそうなので、問題ないのかな？ 使ってみないとわからないな。
ちなみに、Concurrent Cleanはマルチプラットフォームな言語です。最新版の 2.1.1 は Windows, MacOS X, Linux and Solaris で利用できます。GUIも含めてマルチプラットフォームだということも、いいかもしれないということですね。GUIライブラリの選択に頭を悩ませなくてもよいようです。
ライセンスは、LGPLと商用ライセンスの２種類あるようです。LGPLは、商用利用を規制できないオープンソースライセンスなので、商用ライセンスを特別に設けているということは、オープンソースを避けたいという商用上の理由があるときにでも対応できますということでしょう。あと、商用ライセンスでは、技術サポートを受けることもできますとかかれています。
ということで、Concurrent Cleanを使ってみます。使用感はまた報告します。
参考）
プログラミング言語の速度比較（英語） : http://shootout.alioth.debian.org/
関数型言語の比較（日本語） : http://nishis-web.hp.infoseek.co.jp/learning/fpl/stairway.html