全てのオブジェクト指向プログラマに贈る・・・

ANSI Common Lisp (スタンダードテキスト) p.288 注記 158

もう一度書く:この種の変更は全てのコードのほかの部分を見ずにできる。こうした発想は一部の読者には非常になじみ深いものであろう。これはスパゲティコードを書くためのレシピである。
オブジェクト指向モデルを使うと、追加の繰り返しでプログラムを組み立ててゆくのが容易になる。その結果、実際にはオブジェクト指向モデルは、しばしばスパゲティコードを書くための構造的方法になる。これは必ずしも悪いわけではないが、完全に良いとも言えない。
実際に使われているコードの多くはスパゲティコードであり、これがすぐに改まることはおそらくあるまい。いずれにしてもスパゲティになるのであれば、オブジェクト指向モデルはよい。少なくとも構造化されたスパゲティである。しかし、別の方法でスパゲティになるのが避けられるであれば、オブジェクト指向による抽象化は有用性よりも危険性の方が高いかもしれない。

引用ですみません。