ソフトウェアの工業化

http://arton.no-ip.info/diary/20070827.html#p01より
ご存じかもしれませんが、MicrosoftSoftware Factoriesというのを提唱しています。
http://www.microsoft.com/japan/msdn/architecture/journal/aj3softfac.aspx

範囲による経済は、図 4 に示されるように類似していますが相異なる複数のデザインとプロトタイプが、別々ではなく量産される場合に生じます。例えば、自動車製造では、類似していますが相異なる複数の自動車のデザインが、シャシーやボディー、インテリア、駆動系などの既存デザインのサブコンポーネントから頻繁に開発されます。 また、特別車やスペシャルモデルなどが、既存のデザインの範囲内で、エンジンやトリムレベルなどの機能を変更することで、頻繁に開発されています。言い換えれば、同じプラクティスやプロセス、ツール、材料が、類似していますが相異なるデザインとプロトタイプの作成に使用されているということです。

というようなデザインの資産化による再利用というアプローチを、ソフトウェアの開発に当てはめることができるのではないかと言っています。
Software Factoriesというのは、この方向性に従って、これまでソフトウェア工学で議論されてきたさまざまな手法を体系化して、どのようなケースでどのようなアプローチが有効で、異なるアプローチはどのように組み合わせることができるのかについての説明を与え、そのような理論的枠組を元にしてそれらのアプローチを補完するためのツール群を提供しようという取り組みのようです。

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