イノベーション: インターネットが普及しないのは何故か?

RSSリーダーが普通の人に普及しないとか、ja redditがプログラミングのネタばかりとか、日本ではブログジャーナリズムが育たないとか。そういう話はよく聞くように思う。「どうやったら○○を普及させることができるのか」と言うような話を、パワーユーザーがブログで愚痴っているのを聞くのは、日常茶飯事ではないか?
しかし、こういう話を聞くにつけ、なんだかな、という思いがある。
思うに、コンピューターやインターネットというのは、最近発見された鉱脈なのだ。それも超が付くほどバカデカイ鉱脈だ。だから、そのことに気づいている人は、それをどうやったら自分のビジネスに利用して競争優位性をつくり出せるかを日夜考えている。米国でブログジャーナリズムが流行っているとしたら、それは、ジャーナリズムで身を立てている(or立てようとしている)人が、インターネットの可能性を自分のビジネスに利用しようと努力した結果だ。
日本で流行らないのは何故か、と問われたら、それは

  1. コンピューターやインターネットの可能性に(今になっても)気づいていない
  2. 自分のビジネスの競争優位性に関心がない

のいずれかか、あるいは両方かということだ。