ニュージーランドドル売却

http://d.hatena.ne.jp/lethevert/20080502/p2の続き。
昨日、売った。81.75円(TTB)だった。
今朝見てみると、2円近く下がってる。短期的にはタイミングが合ったみたい。
おおまかに、どういうことを考えていたかということを説明してみると・・・

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前に記事を書いたとき(5/2)は、

  • NZD-USDは、下落トレンドのレンジの下限近くにいた
  • USD-JPYは、上昇トレンドに乗っていた

という状況だったので、すぐに下がるという状況にはなく、もう少し待った方がよいという判断をしていました。

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昨日(5/7)の時点では、来週以降少し時間の余裕がなくなることが予想され、ゆっくり相場を見れるのは今週いっぱいだったので、早めに決断をしておきたいという状況でした。
その上で、チャートを見てみると、

  • NZD-USDは、下落トレンドのレンジの上限近くに戻っていた
  • USD-JPYは、最近、値動きの荒さがなくなってきて、価格が落ち着いてきているような気がした

という感じで、USD-JPYについては、すぐにさらに上に進むことはないように思えたし、NZD-USDはいつ下がってもおかしくない状況だと思えました。なので、そろそろ売ってもいいかなと思いました。

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半年から1年程度の見通しは次のように考えていました。
REUTERS「景気減速、想定より深刻なものになる可能性=ニュージーランド中銀」
ニュージーランド経済はすでに減速して、利上げは打ち止めになり、金融緩和の方向に進む可能性が出てきているので、ニュージーランドドルが下がっていくのは間違いないと思われました。
USD-JPYの動きは、3月半ばの急激な円高に対する訂正が入ったあと、4月下旬以降の動きは、利下げが打ち止めになりそうな米ドルが主要通貨(特にユーロ)に対して全面的に強くなっている状況なので、NZD-JPYの動きに対して米ドルは中立的に働きそうだと考えました。
キャリートレードによる円安の可能性ですが、実体経済に不安がある状況では、それほど大きな影響はないと考えました。

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以上のような状況分析から、昨日の時点で売って失敗しても後悔はない、と思ったので、売りました。