グローバル企業について(re: 野村のリーマン買収)

野村がリーマンのアジア太平洋・欧州・中東の部門を買収することになったようで、こんな安値で買えるのはそれこそ「百年に一度」でしょうから、いい買い物をしたということなのでしょうが、この買収を成功に終わらせるには、野村自身も相当な努力で内部の統治機構や文化をグローバル化しないといけないだろうなと思ったりします。
グローバル企業というのは、なにより地理的に離れたオフィスと異なる文化的背景を持った人材が特徴で、効率よく管理するためにできる限りグローバルに共通なルールで統治しようとします。なので、日本は独特の文化背景を持っているから、特別扱いしなければ困る、何も言わせずに察しろ、と考えていても無視されるので、きちんと合理的な理由をもって主張しなければいけません。
これは、日本が統治する側になっても、基本的に同じはず。
野村がどうかは寡聞にして知りませんが、日本は特にこの辺のことをちゃんと理解して実践できる人材が不足しているように思うので、がんばってもらいたいなと思います。