個人投資家

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040808AT1F0700B07082004.html
個人投資家、「マイカル債で損害」と証券3社提訴を検討
 財務状態や信用力について十分な説明もなく、大手スーパー、マイカルの社債を勧められて損害を被ったとして、個人投資家20人が野村、新光、みずほインベスターズの証券会社3社を相手取り、総額1億円の損害賠償を求める訴訟を起こす準備を進めていることが明らかになった。

 マイカルは2001年に破たんし、前年発行の900億円の個人向け社債は7割の630億円がデフォルト(債務不履行)となった。購入者は3万5000人超とされ同債券での集団訴訟は初めて。

 集団訴訟は今年10月にも東京、名古屋、大阪の3地裁で提起する。訴えるのは関東圏在住者が中心で購入金額約1億5000万円、損失額約1億円。証券訴訟に詳しい弁護士15人がマイカル債被害者弁護団(代表・武井共夫弁護士)を結成し支援する。提訴の動きに野村など3社は「コメントできない」としている。

 マイカル債では証券取引等監視委員会が販売証券会社を検査したが行政処分には至らず、投資家保護ルール策定を金融庁に求めたにとどまった。 (07:01)

投資に対する正しい知識が普及することが大切です。投資に対する一攫千金的なイメージが払拭されることが、こういう被害をなくすために必要だと思います。日本に投資が定着するためにも、正しい知識の普及は不可欠です。
しかし、証券会社は、多かれ少なかれ、一攫千金的な心理を利用して稼いでいるところはあるので、いわゆる「プロ」の活動で、投資に対する正しい知識が普及することは望めないように思います。できれば、「プロ」ではない個人投資家の中から、そういう知識の普及に力を注ぐ人が現れると良いのですが。