年金保有国債

http://www.nikkei.co.jp/news/keizai/20040817AT1F1900G16082004.html
金保国債時価評価せず・厚労省、来年度にも
 厚生労働省は厚生年金と国民年金の積立金で市場運用している国債のうち、満期償還まで持つ国債時価評価の対象から外して取得原価(簿価)で計上する方針を決めた。長期金利が上昇(債券価格は下落)しても会計上、評価損が発生しないようにして、公的年金が安定して資産運用できるようにする。大量発行している国債の安定消化につなげる狙いもある。

 厚生年金と国民年金の積立金を運用している特殊法人・年金資金運用基金独立行政法人に改組するのに併せ、導入する方向。今秋から社会保障審議会年金資金運用分科会(厚労相の諮問機関)で具体的内容を詰め、早ければ2005年度から新ルールを適用する。約150兆円の年金積立金のうち、市場で運用している国債は3月末で約25兆円。ほとんどは短期売買ではなく、満期近くまで長期保有している。時価評価でなくなれば満期まで保有しやすくなる。国債は途中で相場が変動しても満期を迎えれば額面で償還されるが、現在はすべて時価評価を適用している。満期まで保有する国債でも相場下落局面では評価損を計上しなければならない。 (07:01)

そもそも、「満期保有目的債権」って、償却原価法で処理するのが基本じゃないのですか???
それとも、金融機関だけ別扱いなのでしょうか?