フリーソフトウェアを作るということの目的

naoyaさんが、フリーソフトウェアプロジェクトへの参加について書いています。
フリーソフトウェア・プロジェクトへの参加とアウトプット主義 : NDO::Weblog
これを読んでいて思ったのですが、Cobalt Web Builderの開発は、Kobold Projectというフリーソフトウェアプロジェクトなんですよね。だから僕は、フリーソフトウェアプロジェクトに参加していることになるということで、参加している立場から、なぜフリーソフトウェアを作るのかを書いてみようかなと思います。
シェアウェアと違って、フリーソフトウェアオープンソースなので、ソフトウェアそのものから収入を得ることを目的にしているわけではないです(PHPのように、フリーソフトを軸にして、その関連ビジネスで儲けている企業もたまにありますけど)。じゃあ、なんでだと思いますか?
まず、これはフリーソフト作者でないと気づきにくい点だと思いますが、就職・転職の際に強みになります。もし、IT系産業を志望してプログラミングの勉強をしているならば、その活動を公にすることで、就職・転職の際にその能力をより説得力をもってアピールできるようになります。
もう一つの理由は、フリーソフトを開発することで、アーティスティックな欲求を満たすことができることです。つまり、プログラミングは一種の芸術であるといえるということです。で、プログラマーは芸術家であると。だから、自己表現欲のある人は、文学・演劇・絵画・音楽などと並べて、プログラマーも候補のひとつに入れてみてもいいんじゃないでしょうか? (ちなみに僕は、プログラマーを志す前は、演劇に取り組んでいました)