静脈認証に低価格機種――韓国大手が日本参入

オフィスの入退室管理なんて、カードで十分。わざわざ掌形認証やら静脈認証やら指紋認証やらを導入する必要なんてないでしょう。それよりも、入退室管理システムを統合(つまり、カードを何枚も持たせるなということ)したりセキュリティエリアをきめ細かく管理、監視したりといった、運用のしやすさをもっと考える方が筋がいいんではないでしょうか?
あと、キャッシュカードのセキュリティについては、生体認証+パスワードの組み合わせにして、パスワード自体の強度を高めることを考えないと、生体認証だけでは今の暗証番号セキュリティより悪くなる可能性があると思う。そもそも、生体認証は盗難にあったら変更不可能だということだ。そして、手の静脈の形をスキミングすることなんて、落ち着いて考えたら簡単なはず。
でもまあ、生体認証に全く意味がないわけではなく、記憶にたよるパスワードとは関連の少ない、肉体に頼ったセキュリティであるので、パスワードとの組み合わせによって、セキュリティの強度を高めることができるということは考慮に値すると思う。ただし、何度も言うように、生体認証そのものの強度はそれほど高くないと思っておいた方がよい。