この本、買いました。

怪しいハッキングレシピ
怪しいハッキングレシピ
以前に、Stealing The Network: How to Own the Box (Cyber-Fiction)を読んで、クラッキングというもののイメージが具体的に理解できて、翻ってセキュリティの意識が強くなって、プライベートでも仕事でもセキュリティを気にするようになったのですが、たまたま、今日、書店で日本語で書かれたよさそうな本があったので、購入しました。
ちょっと読んでみたところでの感想は、Stealing The Network: How to Own the Box (Cyber-Fiction)を読んだときも思っていたのですが、クラッキングというのは、技術的にはそこまで複雑ではなく、よく知られている(*1)ような知識やツールを組み合わせることで、効果的にシステムに侵入していくところに本質があって、その意味では、どんな技術であるかではなく、どう技術を使うかという点に力点があると思っているのですが、そういう観点からすると、内容がやや具体的過ぎるかなと思いました。しかし、進入の手口を具体的にイメージできるので、読んでいて面白いです。暇なときにぱらぱらと気分転換に読むという読み方をしようかなと思っています。
ところで、サイト管理者(特に大手)は、この本に書いてある程度のクラッキングについては、一通りの対策はしておいた方がいいですね。出版されている本に書かれている程度のメジャーなセキュリティについてすら対応していないというのは、なかなか情けない気がするので。
ところで、この記事を書くために、Amazonを検索したら、Stealing The Network: How to Own the Box (Cyber-Fiction)の続編が出ていることに気づきました。下に3冊を並べてみます。
Stealing The Network: How to Own the Box (Cyber-Fiction)
Stealing The Network: How to Own the Box (Cyber-Fiction)
Stealing the Network: How to Own a Continent (Cyber-Fiction)
Stealing the Network: How to Own a Continent (Cyber-Fiction)
Stealing the Network: How to Own an Identity
Stealing the Network: How to Own an Identity