カカクコム事件

下の記事に興味を持ちました。

http://blog.japan.zdnet.com/kurei/archives/2005/06/post_2.html
フォレンジック対策を妨害する行動
不正アクセスが行われた場合、システムに残された情報を手がかりに、犯人を追跡する技法がある。裁判の証拠にできる証跡資料を集める点から注目され、米国司法省から2001年に資料が公開されている(http://www.ncjrs.org/pdffiles1/nij/187736.pdf)。ところが、今回はフォレンジックを妨害する方法が使われた可能性が見られる。フォレンジックを妨害する方法を、アンチフォレンジックという表現もある。今回の場合は、「コンピューターウイルスを使うことによって、大量のアクセスを促してログの分析を困難にさせる(ログを溢れさせる)」、「外部からの問合わせを増やし、インシデント・レスポンスチームの負荷を増加させる」等によって、企業や警察などのフォレンジック対策を意識した行動をしている。色々な状況を作り出し、結果として、電子メールアドレスを盗み発覚を遅らせることに成功している。

クラッキングを受けたときに、調査チームが、マスコミや関係者の問い合わせなどの対応に時間を割かなければいけないということによって、調査チームがクラッキング内容の分析を行うことの妨害になりうるということですね。これは興味深い指摘なようにおもいます。
ただ、記事を読んだ感じだと、カカクコム事件の詳細については推測で書いたのかなと思いますので、事件の詳細については意見として理解する方がよいようです。