ミドルグラウンド!!

なんか、素敵過ぎる議論が展開されていますね。特にid:sumiiさん、お疲れ様です。
ところで、

ただ、このミドルグラウンドにコミットする人が増えてくれたらなと思います。たぶん論文を書くチャンスはほとんど無いし、「言語処理系を売って行く」というビジネス自体は行き詰まってる。このリスクに見合うものがあるとすれば、「関数型言語レバレッジにすれば他の誰にも作れない新しい製品を世に出せるかもしれない」という希望ですかね。

私は、まさにここにコミットしていきたいと思っているんですね。研究職に進む道もあったのですが、そっちに行かないで職業プログラマの道を選んだのは、私が基礎研究よりもその応用の方にはるかに興味があったからで、そのためには大学の中にいるよりも現場に出ることで、その意向をより具現化できるのではないかと思っていたからです。
ただ、現実の現場は、その想像をはるかに「下回って」いたというのが正直な印象で、ここでいうミドルグラウンドにコミットできる時間は、仕事をしていない余暇の時間帯のみしか割けないのが実際のところなのです。当然、そのような活動に対して周囲に理解があるわけではなく、基礎研究の現状を調査するのは全て自分の費用と時間で行っているのです。また、その結果を直接仕事にフィードバックできるわけではなく、運がよければ、現場で使われている環境に翻訳して使えることもあるという程度なのです。
たとえば、今の職場では、いまだにCOBOL(!)を書いている人も少なくなかったり、Javaが最先端言語(!)だったりしているような、そんなところなのです。そんななか、一人、Concurrent Cleanのファンが紛れ込んでいるというのは、どれほどコミカルな状況でしょう!
というわけで、当面は、Concurrent Cleanを趣味レベルでいじる日々が続くわけですが、何か機会があったら、ミドルグラウンドにコミットできる仕事につきたいと思っているのでした。