Erlang : Re: 単一代入の弊害?

http://d.hatena.ne.jp/m-hiyama/20070521/1179707076
あー。パターンマッチというのは変ですね。ちょっと勘違いしていました。
でも、単一代入でも、スコープの規則をうまく利用することで、同じ名前の変数に更新した値を束縛していくことはできますし、関数型言語では普通なことなので。
たとえば、Cleanも単一代入だと思いますけど、

writeToFile f
    # f = fwrite "Hello " f
      f = fwrite "World!" f
    = f

という風に同じ名前の変数を使いまわしていけます。
これは、変数への束縛があるたびに新しいスコープが作られるから、同じ名前でも別の変数に束縛していることになるからです。
ひるがえって、Erlangの場合は、そういうスコープ規則を使ったトリックがないために、変数名を毎回新しいものにしないといけないという制限になっているわけで、そういう意味で単一代入に責任をかぶせるのは違うかなと。
ちなみに、Erlangのあれが束縛ではなくパターンマッチなので、上で説明したようなスコープのトリックとは相性が悪そうだなと思ったので、パターンマッチに責任を押しつけてしまいました。
(というか、前のエントリからこの内容を読み取れというのは無茶かも)