イノベーション

さて、唐突ですが、私は最近、イノベーションということについて、真剣に考えようかなというふうに思い始めているのです。
大雑把に言って、私は「アメリカSUGEEEEEE!」という派に分類される人だと考えて問題ないと思うのですが、その1つの理由は「PCとインターネットを作って普及させた国」だからだったりするわけです。で、それは現代の最大のイノベーションで、その揺れはまだ当分続きそうです。(考えてみれば、あそこは「電球と電話を作って普及させた国」でもあるのですね)
イノベーションが起こらないと、経済というのは拡大をすることができないので、今拡大していたとしてもやがて停滞するし、今停滞しているならやがて縮小するしかないわけです。だから、経済にとっても企業にとっても、イノベーションを継続的に発生させることは死活問題であると思うのです。
例えば、大学と産業の関わりというのもイノベーションをいかに発生させるかという観点から設計しなければいけないと思いますし、Googleの20%ルールというのも企業内でイノベーションが起こりやすい環境をどのように作るかという問いに対する1つの解なのだと思うのです。
それに対して、これまでの○年間の仕事を振り返ってみて、イノベーションということを真剣に考えている人と仕事をしたことってないのです。これまで、いわゆる大企業というところと、いわゆるベンチャー企業(新しい製品と新しいビジネスモデルで急成長を遂げているという感じのところ)で働いたのですが、やっぱりイノベーションという概念には出会わなかったのです。
これはちょっとまずいのではないだろうか、と思います。でも、どうしたらよいのかはよくわかりません。まあ、そういうわけなので、今年のテーマにして、ときどき考えたりしようと思っています。