年金改革

Nikkei NET 24/Feb/2004 保養所など265施設を整理、年金見直しで自民方針
Nikkei NET 27/Feb/2004 与党、年金福祉全施設を09年度メドにすべて処分で合意
年金の保険料と支給額の問題に一通りの決着をつけたところで、とうとう年金基金の経営改革に乗り出してきたということです。
この動きは、非常にポジティブな動きだと考えていいと思います。保険料と支給額の問題は、世代間のお金の取り合いの問題だったのですが、この記事にある年金基金の経営改革は、高齢者層と若年層の両方にメリットのあるものだからです。保養所などを整理することで、双方にとって、不要な負担を将来にわたって増加しないことが確定します。ただし、この整理の時に、一時的に損失を計上しなければならないので、その間、ある程度の「血」が流れることになってしまいますが、それは覚悟しなければならない犠牲です。
記事を読んだ感じだと、かなり思い切った抜本的な改革のように思います。自民党からの政策案の段階でここまで踏み込んだ内容となると、現実の法律として成立する段階でも、かなり改革色の強い内容が引き継がれるものと考えてよいのではないでしょうか。
改革のテンポは、少しずつ速まってきているのかも知れません。