松下電器による一太郎訴訟への抗議サイトに約2000件の署名

元のサイトは、こちらですね。
http://miuras.net/matsushita.html
あと、こちらに解説がされています。よく見れば、hatenaサイトですねぇ。
Macユーザーとして松下電器に抗議する - 昨日と今日

松下電器による一太郎訴訟への抗議サイトに約2000件の署名 | 日経 xTECH(クロステック)
松下電器による一太郎訴訟への抗議サイトに約2000件の署名
ジャストシステム一太郎と花子が,松下電器産業の特許を侵害しているとして同社が販売の差し止めを求めた裁判(関連記事)に関して,松下に抗議するサイトが署名を募集,2月14日の午前10時30分までに約2000件のWeb上の書き込みによる署名が集まっている。
署名を募集しているのは,三浦琢磨氏が開設しているサイト「松下電器産業製品不買運動」。2月2日から署名が行われており,2月14日の午前10時現在で1981件の署名が集まっている。ペンネームによるものが多いが,本名や自分のホームページなどの身元を明記した署名も多数ある。
三浦氏は同サイト上で今回の特許は「頻繁に目にするありふれた機能のひとつ」であると述べ,「今回の松下電器の取った行動はまったくもって不法な点は見受けられません。しかし、企業倫理の観点から見れば弁解の余地なく正当性を欠いていることは論を待ちません」,「願わくば、松下電器産業が自省して、産業界のリーダーとしてあるべき姿を取り戻してくれることを」との意見を掲載している。
(高橋 信頼=IT Pro)

僕は、今回の訴訟について、あまり詳しくないのでどちらがどうと言えるわけではないのですが、心情的にはジャストシステムを応援したい気持ちですね。知的所有権が産業の成長を阻害するようには働いてほしくないと思います。また、フリーソフトなどでも多用されるような一般的な技術に知的所有権を主張されると、非常に不便だと思います。
情報産業と知的所有権の問題は、非常に現代的なテーマで、僕自身が仕事でもプライベートでもそれに関わることをしているので、否応にも考えることが多いですが、情報産業が発展して知的所有権の解釈が拡大され、法律的な側面でもさまざまな技術が開発されている、まさに発展途上な分野といえます。それだけに、まだまだ法律的にも社会的にも不備が多いと思いますので、さまざまな議論を通してコンセンサスを取っていかなければいけないところではないかと考えています。
できるならば、裁判所が、今回の訴訟を通じて、単なる法律論の技術的な勝敗にとどまらず、問題の社会的な背景まで考察を深めた判決を導いて、情報産業と知的所有権という深いテーマについて、議論を一つ深める結果となっていただければと思います。