京都議定書発効へ

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京都議定書、発効へ・ロシアが批准の方針決める
 【モスクワ30日共同】ロシア政府は30日の閣議で、地球温暖化防止に向けた京都議定書の批准を議会に提案する方針を正式決定した。与党が圧倒的多数を占める上下両院の批准は確実。米国の離脱とロシアの批准の遅れで長く発効が足踏みしていた京都議定書は、1997年の採択から7年を経て、早ければ来春にも発効する見通しとなった。

 温暖化防止に向けた初めての国際的取り組みが本格的に始動することになり、温室効果ガス排出枠を売買する排出量取引や、議定書の定めていない2013年以降の温暖化対策に関する議論が今後活発化しそうだ。

 だが、最大の二酸化炭素(CO2)排出国の米国抜きでは、温暖化防止の実現も困難で、今後、米国の取り込みが大きな課題となる。

 政府決定を受け、プーチン大統領が批准法案を議会に提出する。しかし法案提出の準備と議会での審議に数カ月を要するとみられ、実際の批准は来年にずれ込むとの見方もある。京都議定書はロシアの批准から90日後に発効する。 (19:21)

一時は、発効が絶望視されていましたが、とうとう発効することになりそうですね。
これが発効することで、今後の国際的な取り組みは、この京都議定書をベースにしたものになることは間違いないでしょう。独自路線を取ることを主張している米国も、いずれは京都議定書の方に参加せざるを得なくなってくるのではないかと思います。
日本は、この京都議定書に、結構投資していたようなので、これで一安心な人も多いのでは?